期待出来そうですね。『バレー男子19歳の新星・高橋藍が国際試合デビュー 中国に逆転勝ち』


バレー男子19歳の新星・高橋藍が国際試合デビュー 中国に逆転勝ち
 バレーボールの男子日本代表は1日、東京・有明アリーナで東京オリンピックのテスト大会を兼ねた中国との親善試合の第1戦に臨んだ。日本は第3セットを終え…
(出典:毎日新聞)


バレーボールの男子日本代表は1日、東京・有明アリーナで東京オリンピックのテスト大会を兼ねた中国との親善試合の第1戦に臨んだ。日本は第3セットを終えて1―2と追いこまれたが、第4セットからサーブで主導権を握ってフルセットの末に逆転勝ちした。

 日本代表にとって約1年半ぶりの実戦で、期待の若手が国際試合デビューを果たした。19歳の高橋藍(らん)=日体大2年。尻上がりに調子を上げてチーム2位の16得点をたたき出し、「徐々に雰囲気に慣れて自分らしいプレーができた」とほほ笑んだ。

 先発起用され、これまで経験がないほど緊張した。第1セットは中国の高いブロックにスパイクを止められ、得意のサーブレシーブも乱れた。一時ベンチに下げられたが、すぐに立て直し、非凡さを見せた。

 サーブレシーブは相手サーブに差し込まれたため、普段より一歩後ろに下がって修正。スパイクはブロックをかわすため、体の向きと違う方向に打つことを意識した。特に中央からの速いバックアタックが効果的で、第4セット終盤の24、25点目を挙げるなど、セットを追うごとにセッターからの配球も増えた。

 188センチで高いジャンプ力を誇り、レシーブも得意な万能タイプ。京都・東山高時代は昨年1月の全日本高校選手権でチームを初優勝に導いた。潜在能力を期待され昨春、代表に招集された。

 勝負どころでトスが集まることの多いウイングスパイカーのレギュラーポジションは3枠。イタリア1部で経験を重ねるエースの石川祐希(ミラノ)と2019年ワールドカップでベストサーバー部門1位の西田有志(ジェイテクト)はほぼ決まっている。残り1人を誰にするか。中垣内祐一監督は「昨年、コロナで試合がなかった分、若い選手の訓練を地道に続けられた。高橋藍はもともとボール扱いの上手な選手だったが、代表の速いテンポに慣れたことで大きく成長した」と期待を寄せる。

 イタリアリーグからの合流が遅れ、欠場した石川の穴を見事に埋めての逆転勝ち。高橋藍は「良い部分と課題が出た。世界で戦える力をつけていきたい」と充実の表情を見せた。小学6年生だった13年9月に東京五輪開催が決まり、小学校の卒業文集に「東京五輪に出る」と書いた。その夢が手の届く位置まで来ている。【小林悠太】

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